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The Rose(ローズ)/Bette Midler(ベット・ミドラー)

The Roseのコード進行(フル・コーラス)MIDIデータ 
The Roseのコード進行(ピアノ譜フル・コーラス)PDF書類  the_rose.pdf へのリンク
 
映画「ローズ」のテーマ曲「The Rose」、この映画ではR&Bの名曲「When a man loves a woman」の曲の方が好みですが、この曲も歌手の力がよく出て くる曲です。
歌、ピアノ、バック・コーラスといったシンプルな編成で、曲をドラマチックに盛り上げます。曲構成はA(4小節)A(4小節)B(4小節)A(4小節)で1コーラスとなり、3コーラス歌ってエンディングとなります。
PDFの譜面でのリハーサル・レターがそれぞれのコーラスの頭となります。
各コーラスでのBセクションの終わりでリタルダンドをかけ、区切りを付けているのが興味深いです。Aセクションの基本的なコード進行はリハーサル・レターBのコード進行であると思います。
それに対し。曲の導入部であるAセクションでは2小節目のドミナント・コード(G)をトニック・コードの代理コードであるIIIm7(Em7)に置き換え、転回形の分数コードでベース音を順次進行させているように聴こえます。
ここではピアノ伴奏だけなのですが、ピアノの和声の最下声部の流れがそのように聴かせています。

Aセクション最初の4小節の基本的なコード進行
リハーサル・レターAにおけるコード進行

サビ(曲のBセクション、PDFの譜面ではリハーサル・レターAの9小節目にあたります))も同様な代理がおこなわれています。
本来Em7であるものを、少し緊張感を付けるように、CMaj7/Bへコードを変えています。ここではEm7とCMaj7は同じトニックの機能を有するので、同じ機能上のコードと入れ替えになります。

Bセクションの本来のコード進行

リハーサル・レターAにおけるコード進行

他に気が付いた事があります。
ピアノの演奏上において、通常より低音部(左手)をかなり低めに演奏し、低音域を広くとった演奏により、曲にダイナミクスを与えている事です。なかなか使うことはありませんが、演奏上のアイディアとしては参考になります。

曲の導入部の音域
中高域を使い、静かな雰囲気を作る

1コーラス最後の部分で音域を下げる。
左手のルート音を、オクターブを使いかなり低い音域で提示。全体の音域としては広い音域を使用している。


2コーラス目(リハーサル・レターB)の音域
2コーラス目は先ほどの音域を維持し、演奏する。
3コーラス目の音域とリズム   
3コーラス目の前半部分は曲としてのクライマックスのため、右手のコード弾きの音域も広げ、リズムも細かくし、曲を盛り上げる。
3コーラス目最後のAセクションの音域   
エンディングに向かうセクションとして、イントロ同様、音域を狭め、次第に中高域へ変える。


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