Carol King(キャロル・キング)/So Far Way(ソー・ファー・ウェイ)
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So Far Wayのコード進行(フル・コーラス)MIDIデータ |
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So Far Wayのコード進行(フル・コーラス)PDF書類 |
so_far_way.pdf へのリンク |
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キャロル・キングのSo Far Way。詩的な音楽です。コード進行的にはダイアトニック・コードのみを上手く使い、飽きさせないコード進行になっています。
まず歌の冒頭(PDF書類のリハーサル・レターA)のコード進行(A/D D6)ここではハイブリッド・コードという分数コードによってコードをあいまいな(しっかりとしたコード・サウンドにしない)サウンドにしています。
A/Dという分数コードは、本来のコードとして考えられるDMaj7(9)の重要な構成音である3度音を省略した和音構成となります。
あるいは、Aというドミナント・コードからD6というトニック・コードへのコード進行をトニック・ペダルというテクニックで変化をつけている、という考え方です。サウンド的にはどちらともいえます。
しかし歌の後半ではピアノがA/Dの代わりにDMaj7を弾いている部分も見受けられるので、多分DMaj7のハイブリッド・コード、つまりはDMaj7のリハモナイズ・コードとしてA/Dを使用しているのでしょう。
リハーサル・レターAやBの5小節目等に見られる細かいコード進行、これはピアノなどでよく使われるテクニックです。元のコードDに対して細かいコードの変化をつけるため、そのコードに対するサブドミナント・コード(ここではG)を挿し入れるテクニックです。
Bの最後の小節からCの3小節目の最初の部分までの進行は転回形の分数コード(ベース音がそのコードのルート以外の構成音になっている分数コード)を使った進行です。
転回形の分数コードの多くは次のコードに対して順次(2度)進行します。ここでの進行はこのような分数コードの典型的なパターンをとっています。
Em7/Aも分数コードではありますが、このコードはドミナント7th(sus4)の代用としてよく用いられます。
見分け方としてはベース音の完全5度上のマイナー7thコードがある場合は、ドミナント7th(sus4)の代用として考えてよろしいです。同様のものにベース音の短7度上のメジャー7thコードもあります。
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参考資料 |
Key of Dのダイアトニック・コード |
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