×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

ヘッダーイメージ 本文へジャンプ
 
Don't you worry 'bout a thing(ドント・ユー・ウォーリー・ァバウト・ア・シング)/Stevie Wonder(スティービー・ワンダー)


Don't you worry 'bout a thingのコード進行(Intro4小節のみ、1コーラス)MIDIデータ 
Don't you worry 'bout a thingのコード進行(Intro4小節のみ、1コーラス)PDF書類  dont_you_worry_bout_a_thing.pdf へのリンク

スティービーのラテン色の強い曲です。
曲の出だしはマイナーのライン・クリシェから始まります。ライン・クリシェはラテン一般の楽曲で多用されています。

ラテンでのライン・クリシェ使用例

ここではEbマイナー・キーでの第1音(Eb)-Major7th音(D)ーb7th音(Db)-6th音(C)と進行するライン・クリシェを使用しています。曲構成はABABCD形式で、概要ではEbマイナー・キーとGbメジャー・キーという同じ調号を持つマイナーとメジャーを行き来する曲です。
Aセクション(PDF書類でもリハーサル・レターA)は、イントロ同様Ebマイナー・キーのライン・クリシェから始まり、II-Vパターン(Dbm7-Gb7)の力を借り、Cbメジャーへ転調します。
 

(Aの4小節目、8小節目)EbマイナーとCbメジャーの関係はEbを1度とするとCbがb6度(短6度)の関係にあり、マイナー曲においてよく使用される進行(Im-bVIMajor7th)です。しかしこの場合直前にII-Vパターンがあるので、Cbメジャーへ転調していると私は考えます。

PopsでよくみられるImからbVIMajor7thへの進行 
※ImからbVIMajorに進行する場合このようにbVII(ここではDbトライアド)を経過的コードとして使用する場合が多い。 

このキーから元のキー(Ebマイナー・キー)へ戻るためE7というコードをピボット・コードとして用いています。ピボット・コードとは前のキーと後ろのキーそれぞれに機能を持っているコードで、E7はCbメジャーではIV7という機能、Ebマイナー・キーではsubV7 of Im(Imへ進行するドミナントV7 of I、ここではBb7の代理のドミナント・コード)、また次のBセクション(Gbメジャー・キー)へ進行するbVII7(サブドミナント・マイナー機能)を併せ持ったコードです。

Key of Cb Major IMajor7th to IV7
 
   
IV7  
 
   
Key of EbMinor
(下のスケールはナチュラル・マイナースケールを 提示しています)
subV7/I to Im
 
subV7/I  
 
   
Key of GbMajor bVII7 to I
 
bVII7  
 
   

Bセクションで面白い部分は2小節目から4小節目にかけての進行です。
2小節目のGb7はCbMaj7(IVMajor7th)へ進行するセカンダリー・ドミナントと呼ばれるドミナント・コード(V7 of IV)です。
このコードがおかれる場合次のコードにすぐCbMaj7が現れるべきなのですが、Bbmというコードを挟んで4小節目にCbMajor7thが現れます。
このように一つコードを飛ばして出てくる現象はII-Vパターンが連続して出てくる場合にはありますが、このようにII-Vパターンを使わない例は稀です。(私はポップスでは見たことがありません)


通常セカンダリー・ドミナントは次のコードへ解決する(II-Vパターンが連続する場合は次のm7コードを飛び越える場合もある) 
 
この曲でのセカンダリー・ドミナント(V7 of IV)
 
[参考例] II-Vパターンの連続による飛び越し

Cセクション(PDF書類での2ndEnding)は理論用語で「掛留(suspension)」というテクニックをアイディアとして用いています。
掛留は対位法という理論の中に出てきますが、ある協和音の1つの音が次の和音に継続して使用され(そのまま引き継がれ)不協和になるが、その和音内で協和に解決するテクニックです。
ポピュラー音楽ではドミナント7th(sus4)コードから同じルート音のドミナント7th、
トニック(sus4)コードからトニックコードへの進行としてよく現れます。
ここではそのテクニックを連続して使用しています。またII-Vパターンの連続からも解釈できます。最初のコードをDbm7/Gbと解釈し、Dbm7 Gb7から半音下へ連続して進行し、Db7で5度進行し、キーのトニックであるGbへ解決するという考え方もできます。

   
Cセクションでの掛留(suspension)
   
 
 
II-Vパターンでの解釈
 
  

Dセクション(PDF書類ではC)ではEbマイナー・キーに戻りますが、3,4小節目にEMajor7thコードを使用しています。このコードはEbマイナー・キーではbIIMajor7thというフリジアン・モード色の強いコードでマイナー・サウンドに変化をつけています。

   
   
 
Eb Phrygian Scale   
 


参考資料
Key of Eb Minorのダイアトニック・コード
Key of Cb Majorのダイアトニック・コード
Key of Gb Majorのダイアトニック・コード
Key of Eb Minorのトニック、サブドミナント、ドミナント・コード
このページのトップへ
About POPSへ戻る
ホームに戻る
 
Home About My Works About My Room About Piano Practice About Music Lesson About Music DVD About Jazz
About Theory About Music Try Ear Training Live Information Link My Students&Friends Contact Me Blog
Composition of
My Students
 
           
フッターイメージ